エディタ(ee)の使い方

FreeBSDに標準で含まれているエディタeeは、 Easy Editorというその名が示す通りに簡単に利用が可能なエディタです。 基本的な操作は画面の上部に表示されていますので、 これを見ながら操作することでほとんど操作に困ることは無いでしょう。 eeは、viのようにモードのあるエディタではなく、 Emacsのようにコントロールキーなどを利用して カーソルの移動などを行うモードの無いエディタです。

現在のバージョンのeeでは、 デフォルトのカーソル移動コマンドはEmacsと 同じになっています。 また、カーソルキーも利用できますので、 慣れないうちはこちらを使うとよいでしょう。

ファイルの保存などは、Escキーを押した後で表示される メニューから可能です。 ファイル操作はc) file operationsから行ってください。 メニューから抜けるためには、もう一度Escキーを 押してください。 ファイル操作のためには、他にも C-c でコマンドモードに入り、writeなどのコマンドを利用する方法もあります。

エディタの終了は、 Esc-Enter もしくは、メニューからa) leave editorです。 ファイルが更新されている場合には保存するかどうか聞いてきますので、 必要な場合はa) save changesを選んで保存してください。 ファイル名を指定していない場合は、 ファイル名も聞かれますので好きなファイル名を与えます。

Table 1-3. eeのキー操作

キー [a] 機能備考
Escメニューへファイルへの保存などはここから
C-c コマンドモードへコマンド一覧が上部に表示されます
C-f, カーソルを次の文字に移動 
C-b, カーソルを1文字前に移動 
C-p, カーソルを1行前に移動 
C-n, カーソルを次の行に移動 
C-a カーソルを行の先頭に 
C-e カーソルを行の末尾に 
C-v, PgDn 次のページを表示 
C-g, PgUp 前のページを表示 
Notes:
a. C-aCtrlキーを押しながら aキーを押すことです。